2020年02月01日
BREEのレザーブリーフバッグ
職業柄、革モノが大好きである。
実際、バッグでも服でも素材がレザー/本革というだけで食指が動く。
今回はそんな革モノ私物の中で「BREE]のブリーフバッグ」を取り上げてみる。
最近はいろいろなデザインのバッグをリリースしているBREEであるが、昔からのファンにはやはりこのヌメ革のオリジナルシリーズがたまらなくカッコよく見える。
レザーバッグを世に送り出しているメーカーは星の数ほどあるが、無着色のヌメ革のシリーズを出しているメーカーは意外と少ない、いや、ほとんどないと思う。
理由は簡単、扱いづらく女性ウケが悪いからではないだろうか。
女性は男性と比較すると(一般論として)ファッションアイテムを購入する時に「色のコーディネート」を重要視する傾向がある。
ベルトが赤だからバッグも赤にしようとか、靴とバッグを同色で等。
しかし無着色のヌメ革は、鞣すときのタンニンが紫外線に反応して徐々に茶色く変色してくる。
それを「アジ=味」と表現するが、見方によっては使い込んだ古臭いものとなってしまいコーディネートのお荷物になりかねない。
そんなところが一般ウケしない理由だと思う。
あの「ルイヴィトン」でさえ、無着色のヌメ革はモノグラムシリーズのヘリやショルダーベルトなどに使うだけである。
余談であるが、もう手放してしまったが「ルイヴィトン」の「コトヴィル」というスモールサイズのトランクは秀逸であった。
職人の「きちんとモノを作っています」感がオーラとして表れていた。
30代~40代の頃はどこに旅する時も「コトヴィル」と一緒だった。
話を「BREE」に戻そう。
もう20年くらい前、習い事を始めた母にプレゼントするために購入したバッグである。
母も歳をとり、もう使わなくなったので今は私の手元に置いて時々オイルアップしている。
ショルダータイプとリュックタイプのストラップがついている、手持ちも含めると3ウェイタイプである。
オールドコーチにも同じことが言えるのだが、裏の補強パーツがあるだけでライニング(内張り)がない。
これは、バッグの修理で一番多いのがライニング交換(補修)だから、あえてその「一番壊れやすい要素」を無くしてある。
実に潔い。
ちなみに底に見えるのは私が自作した底板である。
靴の中底に使う「圧縮パルプボード」を鹿革で挟んで周囲にミシンをかけた。
重いものを入れても型崩れしないので鞄が長持ちする。
このバッグ、縫製はミシンによるものだろうが、細部まで本当にきちんと作られている。
レザーバッグのお手本のような、「そこに在るだけで絵になるバッグ」の一つだと思う。
足と靴のお悩みは靴工房クラデアルテにご相談下さい
https://www.fw-balance.net/index.html
実際、バッグでも服でも素材がレザー/本革というだけで食指が動く。
今回はそんな革モノ私物の中で「BREE]のブリーフバッグ」を取り上げてみる。
最近はいろいろなデザインのバッグをリリースしているBREEであるが、昔からのファンにはやはりこのヌメ革のオリジナルシリーズがたまらなくカッコよく見える。
レザーバッグを世に送り出しているメーカーは星の数ほどあるが、無着色のヌメ革のシリーズを出しているメーカーは意外と少ない、いや、ほとんどないと思う。
理由は簡単、扱いづらく女性ウケが悪いからではないだろうか。
女性は男性と比較すると(一般論として)ファッションアイテムを購入する時に「色のコーディネート」を重要視する傾向がある。
ベルトが赤だからバッグも赤にしようとか、靴とバッグを同色で等。
しかし無着色のヌメ革は、鞣すときのタンニンが紫外線に反応して徐々に茶色く変色してくる。
それを「アジ=味」と表現するが、見方によっては使い込んだ古臭いものとなってしまいコーディネートのお荷物になりかねない。
そんなところが一般ウケしない理由だと思う。
あの「ルイヴィトン」でさえ、無着色のヌメ革はモノグラムシリーズのヘリやショルダーベルトなどに使うだけである。
余談であるが、もう手放してしまったが「ルイヴィトン」の「コトヴィル」というスモールサイズのトランクは秀逸であった。
職人の「きちんとモノを作っています」感がオーラとして表れていた。
30代~40代の頃はどこに旅する時も「コトヴィル」と一緒だった。
話を「BREE」に戻そう。
もう20年くらい前、習い事を始めた母にプレゼントするために購入したバッグである。
母も歳をとり、もう使わなくなったので今は私の手元に置いて時々オイルアップしている。
ショルダータイプとリュックタイプのストラップがついている、手持ちも含めると3ウェイタイプである。
オールドコーチにも同じことが言えるのだが、裏の補強パーツがあるだけでライニング(内張り)がない。
これは、バッグの修理で一番多いのがライニング交換(補修)だから、あえてその「一番壊れやすい要素」を無くしてある。
実に潔い。
ちなみに底に見えるのは私が自作した底板である。
靴の中底に使う「圧縮パルプボード」を鹿革で挟んで周囲にミシンをかけた。
重いものを入れても型崩れしないので鞄が長持ちする。
このバッグ、縫製はミシンによるものだろうが、細部まで本当にきちんと作られている。
レザーバッグのお手本のような、「そこに在るだけで絵になるバッグ」の一つだと思う。
足と靴のお悩みは靴工房クラデアルテにご相談下さい
https://www.fw-balance.net/index.html
Posted by クラデアルテ at 09:48│Comments(0)
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