靴工房クラデアルテの日記　～～～ゆっくりいきる～～～

私が工房で革製品を作るのに使っている道具を少しづつ紹介していきたいと思う。

第一弾は「ステッチングクランプ」。


手縫いで革を縫製する時に使う工具。
日本では「革は立てて縫う」という表現があり、レーシングポニーという道具を使うことが多いが、このステッチングクランプはあえて言えば横に寝かせて縫うイメージ。



いずれにしても縫製に２本の針を使うので両手をフリーにするために使う道具で、エルメスの職人さんがよく使っていることで知られているブランチャード社（Vergez-Blanchard：1823年創業のフランス高級レザークラフトツールの代表的なメーカー)のクランプが有名。

ちなみに私の使っているのはブランチャードではない。
１０年近く前に偶然ネットで見つけて譲っていただいた。


こんなふうに足で固定して使う（ちょっとわかりづらいので、詳しく知りたい方は「エルメス　革職人」などで検索するとYouTube動画などが出てくる）。


参考になる画像を拝借。



また、使わない時はこんなふうに収納。


私の場合は靴の甲革を手縫いする時や、財布や手帳など靴以外の製品を作るときに使っている。



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明けましておめでとうございます。

元日の善光寺平は雲一つない快晴の朝を迎えました。
初日の出を拝みクララと土手を散歩。


今年は災害のない穏やかな一年であって欲しいと願います。

本年もよろしくお願いいたします。




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昨夜、以前一緒にジョイントした服飾デザイナーさんが久しぶりにクラデアルテを訪ねてくれた。

信州産の鹿革を使ったプロジェクト立ち上げの呼びかけに応えてくれた方である。


右の画像のキャメルカラーのベストを彼女が製作、同じ革を使って私がチャッカブーツとベビーシューズを作った。

素材の調達では松本の友人の力を借り、私の工房で、時に単独で、時にアイディアを出し合い、毎日のように製作作業を行った。

およそ２年前のことと記憶している。

そして昨夜の彼女の来訪が再び鹿革の製品開発に着手するきっかけになるような気がしている。


大きなメーカーのものづくりように「既製品」としての大量生産は無理であるし、そもそも私たちはそれを目的とはしていない。

本当にその価値がわかる方だけに手に取っていただける「オンリーワン」を作り続けていくことに意味があると思っている。


来年はそんな「monoづくり(mono＝単独)」、をテーマに私たちの中で暖めていたアイディアをカタチにする年になるのではないか。

ワインを片手に、そんな2020を予感させる夜だった。



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今年も残すところあとわずか。
しかし雪が降らない。

工房の周りを散歩したときの動画。



中途半端にしかコマンドが入っていないのはご愛敬ということで(≧◇≦)



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我が家の愛犬「クララ」。

オーストラリアンシェパードという犬種で来年の２月で満８歳になるメス犬。

彼女が１歳半の時に、千葉県のオーシー（オーストラリアンシェパードの略称）専門ブリーダーさんが個人所有しているのを譲り受けた。

ブラックを基調としたトライカラー（黒×茶×白の３色）の毛並みがとても美しく、人間のように表情を持った眼差しが印象的な犬だった。
体重は１５Kg前後。
メスということもあり、オーシーとしては小ぶりの部類に入るだろうか、そこもまた愛らしい。


気が弱くて超ビビり。
雷はおろか町に流れる朝夕の防災無線の音楽にもアタフタ。
夏の夜の花火の音はきっと彼女にとって地獄なんだろうとさえ思う。

そんなビビりの彼女だから、敷地に入ってくるすべての人間にとりあえず吠える。
親愛の時もあれば敵対視している時もあるようだが、一所懸命「番犬」の役割を果たそうとする。

不思議なことに初対面から私と家内にだけは従順で、我が家に来た日から同じ部屋で寝ている。




彼女は「人」を瞬時に判断する。
自分に対してどういう感情を持っているのかを、相手の表情や匂いから素早く感じ取るらしい。
あと、飼い主である私の気持ちを読み取って行動している。
私が「すれ違いたくない」と思った相手には反応し、何も思わない時には彼女も反応しない。
不思議である。

時々「駆け引き」もする。
歩きたくない時には「伏せ」の状態で一度こちらの顔色をうかがったりする。
でも彼女は決してウソをつくことはない、私を騙すことはないから。。。人間といる時よりも心が楽でいられる。




今のところ大きな怪我も病気もなく、毎日健康で過ごしてくれている。
彼女の元気な姿が私たちの「幸せ」の要素の中で大きなウェイトを占めていることは、間違いない。



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いつもインソールを作りに来てくれるお客様から「岩塩」をいただいた。
女性の握りこぶしくらいの大きさのものを、袋に入れて金づちでたたいて割って。。。

こんな感じ。
（粉々になったヤツは粗塩のように使います）

で、サラダやゆで卵をいただく時に


専用のおろし金でガリガリとすり下ろして使う。

オリーブオイルやワインビネガーと合わせてサラダに使えばドレッシング。
ゆで卵は何とも言えないコクのある味に。
（硫黄臭のような香りがあるので好き嫌いはあるかも）

岩塩はミネラルがとっても豊富！
陸上の動物たちは岩塩のある場所を知っていて定期的に舐めにくるとか。。。
海の塩や化学的に作ったナトリウムが主流の現代人の食生活。
岩塩を取り入れることで改善できると思う。


今回いただいた岩塩はインド産のルビー色。
以前いただいた黒岩塩と比べると少し塩辛い。

今日は豚肉とネギの炒め物にかけて美味しくいただきました(^^)


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工房のＨＰを移転したのを機にブログを始めてみようと思う。

ここ長野県須坂市で靴工房をオープンしたのが８年近く前、その間にあったいろいろなことや現在進行形の事、手にした様々なモノなどを「備忘録」の意味も込めて書いていこう。

第一回は、そうだなぁ。。。あ！思いついた！


先日長野電鉄長野駅待合所に看板を掲げさせてもらった。



看板のデザインというのは本当に難しい。

言いたいことを詰め込めば詰め込むほど、パッと目を引くのが難しくなる。
かといってキャッチコピーだけではどれだけ理解してもらえるか不安。。。

看板屋さんと何度もやりとりをしてやっとできたこの看板。
多くの人に見てもらえたら嬉しい。

看板製作にご尽力いただいたＫ社のAさん、ありがとうございました。


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